谷間の家さんきらの周りは、兵庫県の中心部よりもひと足はやく冬がおとずれます。

 

雪が降り積もるころには、山々は雪化粧。

 

離れの苔庭も、すっかり雪の中に埋もれてまるで別世界です。

 

一方で、古民家の寒さは筆舌に尽くしがたいものがあります。

家の中では、なるべく衣服を工夫して、熱を逃がさないようにして小さく暮らします。

外仕事をひと休みする分、手仕事や勉強に勤しむ季節です。

 

囲炉裏で鍋を囲んだり火鉢でお餅を焼いたりしながら、背中を丸めて語り合う時間は少しだけ気持ちもほっこり。

 

寒さが厳しいからこそ、虫や鳥が春の訪れを知らせる日の感動はひとしおです。