雨の夜の光の粒となるさくら


会計監査、総会、田んぼの春作業。

何かとそわそわする季節です。


慌しき、年度の変わり目。

 

保田式稲作では、4月のはじめにぼかし肥料を撒いてから全体を薄く耕耘します。

一般的な農法では深く鋤くようですが、保田式では土の中の団粒構造を生かすため、5cm程度に薄ーく鋤きます。

先輩から譲り受けたトラクターの出番です。

 

前回使用したのは昨年秋。

「よし、乗るか」と意気込むも、操作方法が思い出せません。

「エンジンを掛けてから、、前進はどうするんだったかな・・・」

不安を抱えながら機械に向かっていると、ちょうど散歩中の先輩に出会いました。

「あ、●●さん、良いところに!乗り方を教えて欲しいんです!」

「そない難しないやろ。貸してみぃ」

慣れた動きで機体を操り、あっという間に鋤きはじめのポジションに。

「ほいでのう、田んぼの中ではこのストッパーを外すんや。道に出る時は、はめなあかんど」

 

アドバイスを踏まえて、おそるおそる乗車。

2列ほど走らせて少しずつ動きを思い出してきました。

ところが急に、、、プスンと停止。

どうにも動かなくなりました。

 

あわあわとパニックになるわたし。

見るに見かねて、また別の先輩が駆けつけてくれました。

 

「冬の間、バッテリー外しとったか?」

「いえ、そのままでした」

「外しとかんとバッテリーが弱るんや!使わんときはマイナス端子を外しとかなあかん」

「はい、分かりました・・・」

 

幸い、昨年新しく購入したものだったのでバッテリーはなんとか復旧。

ほかにも不具合箇所をその場で調整していただき作業を再開。

半日の予定が2日がかりにはなりましたが、なんとか無事に作業を終えることができました。

 

知識も経験も欠如していて、いつも迷惑を掛けてばかり。

それでも「見習いやからのう」と笑い飛ばしながら助けてくださる先輩がたあっての今の暮らしがあります。

ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。


数日後には、はじめての会計監査。

昨年から営農組合の会計を務めています。

「この支払いの内訳は?」

「燃料費の伝票は?」

「この利息の発生日はいつ?」

監査役員のかたがたのチェックに対して、会計担当者が説明をします。

 

報告書作成にあたって一年の収支を見返しているものの、どこか見落としやミスはないかと思うと緊張してしまいます。

ひととおりのチェックを終えて

「よっしゃ」と監査報告書に判を押して頂いた瞬間に、ほっとため息が出ました。

 

これまで総会で何気なく見ていた会計報告資料。

会計を預かる責任と決算までのプロセスを知り、より味わい深く感じられそうです。

 

総会は15日。

わたしにとっては長谷に来て5度目の総会です。


今日の一句

 

雨の夜の 光の粒となる さくら

あめのよの ひかりのつぶとなる さくら

季語:桜(春)

翌日からは雨。

農道の桜の木は、街灯に照らされて無数のガラス玉のようでした。


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